龍が如くスタジオからのお知らせ
2021年は龍が如くスタジオ10周年の年です。ヤクザシリーズに判定これまでのシリーズおよびそれ以降の活動において、私たちを支えてくださったすべての方々に心より感謝申し上げます。
10周年を迎えるにあたり、『龍が如く』スタジオは新たな体制に移行します。
当社は今後もゲームを通じて皆様に最高のエンターテインメントをお届けするという使命を掲げてまいりますので、当社の明るい未来にご期待ください。
- 龍が如くスタジオ ディレクター / エグゼクティブプロデューサー– Masayoshi Yokoyama (center)
- ヤクザシリーズチーフディレクター– 堀井亮介(左から3番目)
- Ryu Ga Gotoku Studio Technicalマナゲル /判断力の喪失監督– 伊藤 裕(左から2番目)
- Ryu Ga Gotoku Studio Animation Director– 反町隆之 (左端)
- ヤクザシリーズチーフプロデューサー– 坂本 博之(右から3番目)
- ヤクザシリーズアートディレクター– 三竹 伸明(右から2番目)
- 龍が如くスタジオ ビジュアルデザイン&カットシーンディレクター– 深川大輔(右端)
龍が如くスタジオディレクター/エグゼクティブプロデューサー 横山昌義からのメッセージ
What is “Ryu Ga Gotoku”?
2年前に発表した龍が如く 7 光と闇の行方ファン同士の議論も活発に行われ、私たちも多くのことを学べました。
変わるもの、守るべきもの、繋がるべきもの。
これらのアイデアの中には、『龍が如く』スタジオを設立したときには考えたこともなかったものもありました。
当時の私たちは、将来の幸せを確保するためだけに、日々を必死に生きていました。そのためには、多くの犠牲を払わなければなりませんでした。
そういった課題に真正面から向き合い続けてきたからこそ、ここまで長く続けられて、スタジオとして10年という節目を迎えることができたのかもしれません。
世界は瞬く間に変化します。そして、それは私たち自身も変化することを求めます。それは私たちの働き方、生き方、道徳観や価値観、さらにはゲームの作り方にも影響を及ぼします。
龍が如くスタジオが本格的に設立される前は、『龍が如く』といえば基本的に「名越稔洋」と同義でした。
ただ、それに頼りすぎるのは嫌だったので、当時は影響力が薄かったのですが、変化を求めて戦い続けました。それから10年が経ち、その時感じていた抵抗感は時とともに仲間意識に変わり、今では偉大なクリエイターからスタジオを受け継いでいます。
スタジオの新体制を発表するにあたり、皆さんに何を伝えようかと考えたとき、10年前の8月31日、『龍が如くスタジオ』立ち上げ発表のステージで語った言葉を思い出しました。
「今日はスタジオの一員としてここに立てたことを誇りに思います。」
当時から『龍が如く』には大きな誇りを持っていましたし、その気持ちは今も変わりません。私にとって『龍が如く』は守らなければいけないものなんです。
シリーズを応援してきたファンにとっても、出演者や開発スタッフにとっても、龍が如くスタジオが生み出すゲームは誰もが誇れるものに違いない。
それが『龍が如く』が『龍が如く』であり続けるために必要なことだ。
今回も10年前と同じように、スタジオの主要メンバーとともに勇気を持って皆様の前に立ち、決意表明をさせていただきます。
でも、この写真で私がクールなふりをしているのを見ると、ゲームが私たちの基準に達しなかったらさらにかっこ悪いことになるので、私は全力を尽くして自分の言葉に忠実であり続けるつもりです。
「信じてください!」とは言いませんが、これからもゲームで語れるように頑張りますので、私たちと同じように新たな道を歩み始めた名越と佐藤の今後の活躍を応援、見守って頂ければ幸いです。
龍が如くの先人たちは、スタッフ一人ひとりに信念とノウハウを継承してきました。最近公開された判断力の喪失そして、次の続編でそれを見ることができるでしょう龍が如く 7 光と闇の行方(編集者注:「龍が如く8(タイトル仮)』として、春日一番の物語の続きとなるTVアニメ『春日一番』の放送が決定した。
このゲームは現在、プロデューサーの坂本さん、ディレクターの堀井さん、伊藤さん、三竹さんの3人で開発中です。私自身、竹内さん、古田さんとともにストーリーを練っています。
半年後でも1年後でも、新しい龍が如くスタジオから、今までと違うようで変わらない、そして「これを待っていたんだ」と感じていただける新しい龍が如くをお届けしたい。これからも真摯にゲームクリエイターとして生きていきたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
Head of Ryu Ga Gotoku Studio
Masayoshi Yokoyama
Message from Toshihiro Nagoshi
私が出発する時セガ龍が如くスタジオの代表も退任することになりました。これまで支えていただいたファンの皆様、そしてヤクザ長年にわたりご愛顧いただき、誠にありがとうございました。
私が粘り強く努力し、今ここにいるのは、周りの多くの人から学んだことのおかげです。限界を超え続けるための考え方を磨くことができたのは、サポートしてくれた同僚のおかげです。
本日より、龍が如くシリーズを引き継ぐ新たなスタジオが誕生しました。どのような作品を生み出すかは分かりませんが、新世代がこれまで築き上げてきた基盤をさらに強化し、素晴らしいゲームを世に送り出してくれると信じています。そのためには、彼らも学び続け、挑戦し、成長し続けなければなりません。スタジオの取り組みを、引き続き応援していただければ幸いです。
改めまして皆様に心より感謝申し上げます。応援していただき誠にありがとうございます。これからも新たな始まりにご期待ください!
佐藤大輔からのメッセージ
今後とも龍が如くスタジオをよろしくお願い申し上げます。
私事ではございますが、この度、セガを離れ、新たな道を歩むこととなりました。今後は、シリーズプロデューサーの横山がスタジオリーダーの座を引き継ぎ、坂本プロデューサーと堀井ディレクターが龍が如くスタジオの中核を担うことになります。
私は『龍が如く』の開発に初期から関わり、9年間『龍が如く』スタジオの責任者を務めさせていただいたので、とても愛着があります。苦楽を共にした場所や仲間と離れるのは寂しいですが、龍が如くスタジオは誕生から10年を経て、強い組織に成長しました。
このスタジオには、ヤクザシリーズを終わらせるのではなく、その勢いを更に継続させていきたい。スタジオの優秀なスタッフはそれを実現できる能力が非常に高いので、安心して任せられます。
15年も続いたシリーズに関われたことをとても嬉しく思っていますし、応援してくださったファンの皆様、一緒に龍が如くシリーズを育てていただいたスタッフ、そして龍が如くシリーズに何らかの形で関わった業界の皆様に感謝の気持ちを伝えたいと思います。
新しいタイトルを楽しみにしていますし、今度はファンとして龍が如くスタジオを応援し続けます。
ファンの皆様には、新しい龍が如くスタジオをこれからも応援していただければ幸いです。改めて、長年にわたるご支援に心より感謝申し上げます。